湯布院の旅
ブログ
少し前になりますが、京都の(株)中須左官店さんのお手伝いで湯布院に行ってきました。
以前からお声掛け頂いておりました老舗旅館の改修工事。
草庵の建造物を本場京都仕様に監修。
大工、庭師、左官が結集し数年掛けて施工していく計画のようです。
今回が第1期工事。
外部 「切り返し仕上」。
現場入りした時期が梅雨の大雨で作業しづらい環境でしたが、施工計画の中で材料作りから仕上作業迄、丁寧かつ巧妙な段取りは、脱帽の一言でした。
又、仕事の向き合い方や日常生活に於いての所作、振る舞い等、一週間でしたが多くの「学び」がありました。
緊張感の途切れる事なく作業をさせて頂きました。
長年、憧れた「京壁」。
私が知っている京壁は、未だ入口だと思います。
鏝の握り方、材料のバランス、仕上の納め方など、名工の方々にご指導頂きながら壁と向き合いました。
九州熊本の地で、この様な仕事を関わる機会は少ないと思います。
どの様な状況中でも、機転を利かせ、前向き取り組む事を大切にしています。
深く彫り込まれた京壁を学ぶ事で、伝統的な工法の「ノウハウ」を現代的な工法に多く活用出来ると考えます。
今後も定期的に京都に足を運び、向上訓練でレベルアップを図りたいと思います。
有難い出来事に感謝。