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石炭と石灰

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福岡県鞍手郡鞍手町の「鞍手町石炭資料展示場」でモ二メント壁をお世話になりました。

鞍手町石炭資料展示場は、産炭地として発展してきた鞍手町の歴史を伝える展示場。

実物大の坑道や石炭を採掘していた採炭現場を再現した造りとなっています。

 

今回、クライアント様の要望で、博物館入口にあるモ二メント壁を石炭の質感で表現して欲しいとのこと。

 

私なりに考えて、県産材である福岡県田川産石灰を使用して、「イタリア磨き」の技法で施工しました。

 

材料の構成として、純度の高い生石灰クリーム、顔料、樹脂、石炭を燃焼させた際に発生する灰であるフライアッシュを混合して調合。

施工内容は、下地補強・下塗り・上塗り・乾燥・研磨・蠟引。

 

繫忙期でしたので、社員と上手く連携を取りながら進行していきました。

また、施工時期が1月下旬だった為、気温低下による「白華」が心配されましたが、検証を重ねてたので、無事に完了出来ました。

見る方向、照明の光線で、多様な「見え方」が表現出来ました。

 

今回の工事は、依頼をいただいて、約1年経ちました。

ゆっくりでしたが、サンプルを作成し、検証を重ねた事が良い結果に繋がりました。

 

「継続は力なり」

私の好きな諺です。

 

今後も素材の可能性を信じ、粘り強く、研究を続けて行きます。