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石灰の旅 最終日

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石灰の旅、最終日。

 

別府の朝は、心地よく穏やかな朝でした。

 

散歩して、朝風呂に入りの贅沢な時間。

朝食を済ませて、最終目的地、津久見市の(株)丸京石灰さんへ。

 

津久見市は、石灰石の生産量日本一で知られています。

津久見の石灰石にはカルシウム成分が多く含まれているため、質の良いセメント・石灰が製造されています。

石灰石は年間に約3000万トンも製造され、埋蔵量は約40億トンと言われています。

また、鉱山から工場、そして出荷する為の港までの距離がとても近い為、石灰石を運ぶための費用が安く抑えられることができる特徴もあります。

綺麗な海が印象的でした。

 

 

津久見市セメント町。

凄く良いと思います。

工場内は、近代的な施設で管理体制がしっかりされてある感じでした。

こちらが明治創業当時から伝わる「土中窯」。

昔ながらの伝統焼成の石灰と自然素材にこだわり、「塩をまき、炭をくべ、煙を見て、火を感じる」。

希少な伝統製法とこだわり持った会社理念により、石灰を長年にわたり作り続けておられます。

石灰石の印象として、田川産業さんの石灰石より、少しグレー系でした。

完成品の消石灰も色味があり、恐らく原材料の影響でしょう。

 

同じ九州でも、この様な特徴を感じられる事が出来ました。

 

今回の石灰の旅を通じて。

どちらのメーカーさんもそれぞれにこだわり持ち、素材の個性と向き合い伝統的な工法を守りつつ改善改良を繰り返す。

試行錯誤の上で追い求めた「品質」を維持し続ける事の意味。

 

私たちの技術と同じで、継続的な取り組みと素材や状況に合わせた対応で、いつの時代も変わらない信用を構築している事を感じました。

 

有り難い出逢いに感謝。