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故郷の遺産

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今年の一月から【国指定重要文化財熊本城田子櫓ほか4棟 復旧工事】並びに【熊本県指定重要文化財旧細川刑部復旧工事】に(株)カワゴエさん依頼により、弊社担当区域の左官工事が開始しました。

 

※写真はすべて、熊本地震前のものです。

・源之進櫓

弊社担当の櫓です。

東竹の丸に位置し桃山~江戸初期(1601~1607年)の建築と想定されてあります。

名前の由来は、管理者が源之進と言う事でこの名が付けられ、武具の倉庫として使用され、狭間や石落としを備えた実戦的な防御機能を有していました。

 

取り合い工事で、現場入りしましたが、本格的な稼働は6月より。

約2年の月日を費やし、荒土付け・大直し・小直し・中塗り・漆喰仕上・軒下漆喰仕上・屋根漆喰と、手間の掛かる仕事内容。

仕事量が多いので、「品質の安定」を重要視していきます。

 

 

 

・旧細川刑部邸

細川家三代・忠利(ただとし)公の弟、少輔興孝(しょうゆうおきたか)が正保3年(1646年)に2万5千石を与えられて興したものです。

この建物は、その後、子飼(こかい)、現在の熊本市東子飼町で下屋敷として使用していたものを平成2年から4年かけて移築したものです。同邸は、建坪300坪あり、唐破風の大きな玄関は、重臣などの訪問や当主だけが使ったとされています。また、入側造りの表御書院は、江戸時代の大名邸宅の造りを残しています。他にも、二階建ての「春松閣」や一階の「銀之間」が、別棟には書斎の付いた茶室「観川亭」(かんせいてい)御宝蔵(ごほうぞう)台所があり、全国有数の上級武家屋敷としての格式を持っています。

 

弊社担当は、お茶室【観川亭】(かんせいてい)と土蔵【御宝蔵】(ごほうぞう)。

観川亭は、内部外部共に聚楽仕上。

御宝蔵は、鼠漆喰仕上・海鼠壁。

2棟とも屋根漆喰や役物仕事もあり、共に遣り甲斐を感じております。

 

細川刑部邸も約2年の月日を費やして可能な限り、「品質向上」を目指して行きたいと思います。

 

 

この様な名誉ある現場に携われる事に感謝し、初心を忘れることなく、バランスを取りながら施工をさせて頂きます。